2016年03月01日 (火) | 編集 |
2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:61冊
読んだページ数:13875ページ
ナイス数:5701ナイス
福も来た パンとスープとネコ日和の感想
前作でたろが亡くなってどうなることやらと思いましたが、たろそっくりなネコを二匹も貰うことになって良かった良かった。しかも警戒心も無く元からいたように馴染んでいるようなのが不思議。アキコさんのお店の様子も一時の混雑は去ったもののちゃんとしまちゃんのお給料も払ってやっていけているので良かったと思う。
読了日:2月29日 著者:群ようこ
千住家の教育白書 (新潮文庫)の感想
お金持ちのエリート一家というイメージを持っていましたが、そうではないですね。お母さんは名門の生まれだと思いますが、ガキ大将のような人。私はすっかりファンになりました。お父さんは死病を乗り越え32歳で学者になった人。ともに理工系の人間で頭はいいけれど、芸術家ではありません。それでも子供たちのやる気や才能を育てるのが上手く、普通だったら即禁止してしまいそうな家中の落書きも容認し、慶応大学にストレートで行けるのに、難関の芸大受験を認めた。いい家族で兄妹3人がとても仲がいい。献身的な親の介護も感動的。
読了日:2月28日 著者:千住文子
この世の花 (角川文庫)の感想
銀色夏生さん撮影の植物の写真がたくさん。はなの写真集のようです。でも、花はおしゃれな花じゃなくて自然な感じの花です。合間に詩が少し。少ないけれど、素敵な詩です。銀色夏生さん、女性だったのですね。名前から男性だと思っていました。
読了日:2月27日 著者:銀色夏生
うちのネコともっともっと幸せに暮らしたい!の感想
ネコ飼いたいな~と思っています。でも、責任のあることだし、かなり長期にわたることだし、私に可能か。すごくかわいいけど・・・。
読了日:2月27日 著者:ネコの幸せ向上委員会
殉愛の感想
良く分かりませんが、これノンフィクションなんですか。やしきさんはさくらさんに会えて、最後まで献身的に面倒を見てもらって幸せだったと思いますが、血縁には恵まれていなかったようですね。マネージャーのKとUが酷すぎるけれど、これが真実なのでしょうか。そしてさくらさんの本心は。やしきさんの看病のためにさくらさんが突発性難聴の治療が受けられず、左耳の聴力を永遠に失った件はまことにお気の毒。一週間入院できれば良かったのに。他にもなかなかまねのできないような献身的な看病の様子が書かれていました。ご冥福を祈ります。
読了日:2月27日 著者:百田尚樹
永い言い訳の感想
いい話だった。スキーバス事故で妻が死んだ夜、作家の津村啓は愛人を自宅に連れ込んで浮気をしていた。同じ事故で妻を失った大宮洋一とは正反対の性格だが、妻同士が同級生で大宮家では津村は「幸夫君」と呼ばれよく知られていた。そういう流れで津村は大宮家の留守宅の子どもの面倒を見ることになる。子どもはリスクと考え、自分の子どもを作らなかった津村だが、灯や真平と交流する中で、自信を得、愛する気持ちを掴み取って行く。いわば津村の成長物語のようなもの。それにしても夏子が気の毒に思える。
読了日:2月26日 著者:西川美和
おひなさまの いえ (ワンダーおはなし絵本)の感想
店に売れ残ったお雛様たちが住む家をさがしに旅に出るという奇想天外なお話。流しびななんかも出てきて面白い。季節ものの読み聞かせにいいですね。
読了日:2月25日 著者:ねぎしれいこ
悪戯王子と猫の物語 (講談社文庫)の感想
森博嗣さんの絵本という事で、読んでみました。悪戯王子と猫はプロローグとエピローグにしか出てこないんだね。絵本というか、詩のような短い物語が20編。難解な絵本だ。好きなお話は「泡の連絡」「奇遇」「ジェットコースタ」「スパイ」「「6番目の女」「ボート・ラボ」ジェットコースタ・・・やっぱり最後の長音は抜きか。
読了日:2月25日 著者:森博嗣
ゆる猫びよりの感想
再読でした。ホント、どの子もかわいいです。ネコ飼いたいな~♪
読了日:2月25日 著者:mixiコミュニティ「にゃんこ組」
悲嘆の門(下)の感想
上巻に続けて読みました。さすが宮部さん、ファンタジーの入った社会派ミステリーというか凄い物語でした。読み終わって物語の世界から戻って来るのにちょっとくらくらしました。うまい具合に最後の一線を超えたことはなかったことになって良かったのだけれど、悪人に制裁を加えるとか、こいつらを野放しにしてはいけないとか、気持ちは分かるけれど、やはり個人がしてはいけないことなんだ。『DEATH NOTE』を思い出した。いろんなことがあるが、孝太郎も輪に生きるすべての人も私も含めて生きて行くんだ。
読了日:2月25日 著者:宮部みゆき
悲嘆の門(上)の感想
ガラが出てくるあたりで、やっとファンタジーだったことに気付く。ユーリと言う名前を聞いてそうか6年前に読んだ『英雄の書』の続編だったのかと知る。普通のミステリーだと思っていました。連続殺人事件がこんなことに・・・。ガラと取引きしてしまった孝太郎、どうなる、下巻へGo!
読了日:2月24日 著者:宮部みゆき
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)の感想
面白い。陽気なギャング2作目、それぞれのキャラがはっきりしていて軽妙な会話で話が進んで行く。作者が書いているのではなくて、登場人物が勝手に話を進めていく感じ。難しい所は引きこもりの田中氏がドラえもんのように便利な道具を作り出してくれるし。話に出てきたネタは一つも無駄なく回収されます。ギャングなのにいい人達だと思ってしまう。特に成瀬さん、どうして離婚されちゃったのかしら。一作目に書いてあったっけ?
読了日:2月23日 著者:伊坂幸太郎
あなたは絶対!運がいいの感想
ずっと前、まだ読メに登録する前に読んだ覚えがあります。帆帆子さん、大学を卒業してロンドンに留学し、帰国して家庭教師をしている時に24歳でこの本を書かれたらしいです。引き寄せの法則だと思います。心配事は棚に上げ、ひたすら自分のレベルを上げるような善い行いをしていればプラスパワーが満ちてきて、何事もタイミングよく進むことが出来る。人の悪口や不満、ねたみ、愚痴、心配は絶対に口にしないこと。褒めて貰ったら、否定や謙遜をしないで喜んで受け入れ、感謝すること。うん、その通りだね。
読了日:2月22日 著者:浅見帆帆子
高血圧のほとんどは薬はいらない! 50歳・男性で155は正常値 (角川SSC新書)の感想
以前読んだ『高血圧はほっとくのが一番』とよく似た内容だった。年齢が上がれば血管が細くなったり通りにくくなったりして、脳細胞のすみずみまで採磯谷栄養を送り届けるためには、年齢とともに血圧が上がるのは当然のこと。それを数値だけ下げても脳の血管が詰まったり、痴呆が進んだりろくなことがない。ちなみにコレステロールも高い方が元気で長生きしているらしい。まじめで善良な医者は、指定された基準値を守って降圧剤を処方するがそのためにかえって死亡率が上がるとは夢にも思わないだろう。
読了日:2月22日 著者:大櫛陽一
パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)の感想
母がやっていた大衆食堂を改装して、äというパンとスープとサラダだけのレストランを始めたアキコ。修道院のような雰囲気で、安全な食材だけを使って手間暇かけてというこだわりの店。店を手伝ってくれることになったシマちゃんの人柄もいい。この物語には続編もあるのに、だいじなたろちゃんが突然死んでしまったのはショック。次巻以降は別の猫が登場するのだろうか。たとちゃんみたいな甘えん坊の抱っこ好きなネコばかりとは限らないから寂しいな。そして、異母兄との関係はどうなっていくのか。
読了日:2月22日 著者:群ようこ
よろこびの歌の感想
すごくいいお話でした。気に入りました。泣きそうになりました。クラスメートそれぞれの視点で描かれた7つの章。最初と最後は主人公の御木元玲が語る。玲の成長物語でもあり、クラスメート一人一人の成長物語でもある。
読了日:2月21日 著者:宮下奈都
チャーちゃん (福音館の単行本)の感想
「ぼく、チャーちゃん。はっきり言って、いま死んでます」という、死んでいるネコが語る死後の世界。楽しく踊っています。飼っていた生きものを亡くして、立ち直るのが難しい子がいたら少しは助けになるのかもしれない。
読了日:2月21日 著者:保坂和志
京極夏彦の妖怪えほん (5) ことりぞ (京極夏彦の妖怪えほん5)の感想
京極夏彦氏の怖い絵本。仏壇のある部屋、古いお堂、家と家との細いすきま・・・。なんか怖い。なにかいるよね。「なにもいません」ホントに?こういった怖い絵本を子どもに与えるメリットはなんなんだろう。怖いもの見たさで子どもは怖い話が好きだけれど。怖れという感情をもつのはいいことなんだろう。
読了日:2月21日 著者:京極夏彦
ながぐつボッチャーンの感想
軽部さんの怖い絵本。なんてことのないストーリーなんですが、絵の迫力と字の配列が怖い怖い。あの雰囲気で読み聞かせしたら、眠れなくなる子。続出ですね、きっと。
読了日:2月21日 著者:軽部武宏
『求めない』 加島祥造の感想
昨年(2015)暮れ92歳で亡くなった加島祥造氏の詩集。「求めない。すると・・・」新しい世界が見えてくる。著者も書いているように人は全く求めないでは生きられない。でも必要以上に求めない。足るを知るということですね。老子の思想が元になっています。とても気に入ったので、他の著作も読んでみます。
読了日:2月20日 著者:加島祥造
死ぬまでに見たい!絶景のシロクマの感想
本当に絶景です。流氷のシロクマもいいし、お花畑の夢のようなしろくまも素敵。しろくまの親子の写真もかわいい。こんな極限の地へ実物を見に行くことは難しそうだが、この本を見ているだけでも清々しい気持ちになれます。
読了日:2月20日 著者:澤井聖一
LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。の感想
日本は結構豊かな国なのに、幸福度は低い。幸福度が高いのは北欧諸国。税金がとても高いが、教育費や医療費が無料で万が一の時にも路頭に迷わないという安心感がある。高級品を手に入れることで得られる幸福は長くは続かない。年収が高くても、高いなりに生活費が高くなりいつまでたっても満たされない。筆者はノマドワークやデュアルライフを提唱している。今まで通りの価値観ではやっていけない。幸せのハードルは低くし、やたらと物を欲しがらない。モノではなく経験。スポーツで体を鍛えるのが良い。
読了日:2月19日 著者:本田直之
ロマンシエの感想
アーティストを夢見る乙女な美男子美智之輔が主人公。もうマンガのように面白い。マハさん、いろんな文体を持っていらっしゃるのですね。こんなコミカルなのも大好きです。「ちょちょ、ちょまちょま、ちょっと待って」が度々出てきました(笑)思い切りラブコメでしたね。でもさすがマハさんだから本当に東京ステーションギャラリーでリトグラフの展覧会が開かれていたのですね。2月7日まで・・・終わったところだ。「パリ・リトグラフ工房idemから ―現代アーティスト20人の叫びと囁き」見たかったな。暴れ鮫って『新宿鮫』のパクリ?
読了日:2月18日 著者:原田マハ
ゆるい生活の感想
いや~全然ゆるくないじゃないですか。もともと料理に砂糖は使っていなかったのに、甘いものは全面禁止。漢方療法とリンパマッサージで不調を克服。甘いものをやめたせいか漢方薬のお蔭かリンパマッサージのお蔭か53kgあった体重が43kgまで減って、その後もう少し上で維持しておられるそうですが、すごいですね。どう考えても題名は『漢方生活』ってあたりですね。ああ、それだと買う人が減るかも。
読了日:2月18日 著者:群ようこ
すべてがFになる (講談社文庫)の感想
有名なのに、初めて読みました。1996年。20年前の作品。携帯やスマホも出てこないし、パソコンの容量も1ギガだったりするが、ハイテク研究所のイメージは損なわれない。面白かったです。振り返れば伏線がたくさん張ってあったのに気付かなかった。このシリーズ全部読みたいですね。ただ、モータ、エレベータ、プリンタなど最後の―を省略したり、ロビィ、ミステリィ、ファミリィなど―を使わない表記が気になる。絶対最後のーを使わないのかと思ったらコーヒーとレーシングカーとヘリコプターだけは使ってましたね。基準が気になる。
読了日:2月17日 著者:森博嗣
妻がオッサンになりましたの感想
なんて優しい旦那様。今時の若い男はみんなこんなに優しいのだろうか。そんなわけないよね。この人が特に優しいのだろう。オッサン化した妻。でも幸せならいいじゃないですか。
読了日:2月16日 著者:yasu33yasu3939
あなたは絶対!運がいい〈2〉夢の実現力―確信すれば思いはかなうの感想
心配してはダメ。バンカーに入れたくないと思うから入ってしまう。心配事に対してそれが上手く行くイメージは持たなくてもいい。それよりも全体的な望みを考える。「快適に過ごす」とか。過去の失敗はリセットする。『これをすると無条件に楽しい』と思えることを幾つか用意しておく。自分の意識がいつも楽しくて幸せを感じていれば精神レベルはどんどん上がっていく。大ピンチは大きく変われるチャンスでもある。直感で選ぶ。『あなたは絶対!運がいい』の1巻も以前読んだはずなのに登録していなかったので、再読してみよう。
読了日:2月15日 著者:浅見帆帆子
妻の病気の9割は夫がつくる (医師が教える「夫源病」の治し方)の感想
もしかして、私の高血圧も旦那のせい?旦那が手伝ってくれる家事は買い物。買い物大好きですから。不要なものを次々買ってくるのは困ったものです。いろいろありますが、対処法としては「プチげんか」「夫を残して小旅行」「カラオケで叫ぶ」「映画で泣く」etc.定年後上手くやっていく方法は2つ「亭主元気で留守がいい」仕事や趣味でなるべく出歩く。か「老いては妻に従う」妻の感覚に同調しておばちゃん二人として行動する。いずれにせよ「夫婦は仲良くあらねばならない」という呪縛から解放されることが一番。
読了日:2月15日 著者:石蔵文信
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)の感想
初読みの作家さん。途中からうすうす感じてはいたのだが、なるほどそうきたか。結局、5人も殺してしまったのですね。一番可哀そうなのは恵さん。で、悪いのは・・・。一気読みだったけれど、重い話だから、もうこの手の話は読まないでおこう。
読了日:2月14日 著者:浦賀和宏
夜な夜な短歌集 2016年冬号 7巻の感想
スイーツ!スイーツなら洋菓子でも和菓子でも果物でも何でも好きです。スイーツでホッとする幸せなひととき。幸せな歌集です。さあさあ、一番すきなのはどれ。二秒で決めよ(^-^)
読了日:2月14日 著者:夜な夜な短歌コミュ
あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)の感想
泣けます。中1から高3卒業までの日々を12編のエピソードで綴る。各編にテーマの歌があって、雰囲気を盛り上げる。3人の友情、家族の問題、学校生活、恋愛、進路など青春の日々に胸が熱くなる。地方に住む者にとって都会に出るか、地元に残るかは大きな分岐点になると思う。シュウの家族がとてもいい人達でシュウの母親に対する態度が冷たくないかと気になったが、そうやって上京して思い通り作家になれたのだから家族も喜んでいるだろう。コウジの生き方がカッコいい。彼には苦労した分、絶対に幸せになってもらいたい。ヤスオもいい奴だった。
読了日:2月14日 著者:重松清
【日本語版】HAPPINESS IS... 幸せを感じる500のことの感想
著者が幸せを感じる500のこと。経験したものが201ありました。私も幸せを感じたこと500個書けるかな。
読了日:2月13日 著者:リサ・スウェーリング,ラルフ・レザー
いつでも引き寄せの法則 願いをかなえる365の方法の感想
いい言葉がたくさんありました。「引き寄せの法則とはそれ自身に似たものを引き寄せると言う法則」「ありとあらゆるものがふんだんにある。しかし抵抗しながら受け取ることはできない」「あなたが他人に与えることが出来る最大の贈り物は、あなた自身の幸せである」「人生における成功を決める基準は物やお金の量ではない。あなたが感じる喜びの量である」「ホッとする感覚を意識的に見出す」「「いい気分でいること以上に重要なことはない。自分を気分良くさせてくれるイメージを生み出すことほど素敵なことはない」続きはコメント欄に
読了日:2月13日 著者:エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス
きのうの影踏み (幽BOOKS)の感想
結構怖かったです。辻村深月さん、やるな♪私が怖かったのは『やみあかご』と『ナマハゲと私』また、こんな怪談集が出たら読みたいです。
読了日:2月12日 著者:辻村深月
心地よい住まいの間取りがわかる (エクスナレッジムック)の感想
リフォームの参考に。リビングに収納もできるタタミコーナーがほしい。
読了日:2月12日 著者:
幸せに暮らせる間取りの基本の感想
リフォームの参考に。
読了日:2月12日 著者:
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)の感想
『ソロモン・・・』は以前単行本で読んだのですが、文庫版に『ペテロの葬列』で離婚した後の杉村三郎氏が私立探偵になっているという『負の方程式』が付録で付いていると聞いて読みました。『ソロモン・・・』で検事役を務めた藤野涼子がなんと本物の弁護士になっていて、協力して調査する。火野岳志、本当に最低の男ですね。でもこういう人実際にいます。パワハラとかモラハラとかDVとか。他人を支配しようとする。大嫌いです。杉村さんは相変わらずな感じで頑張っていた。会長の婿殿で広報紙の編集をしているより、探偵業の方が似合っている。
読了日:2月12日 著者:宮部みゆき
ふつうな私のゆるゆる作家生活の感想
『ぼくの姉ちゃん』が面白かったので読んでみた。ミリさん、絵も文も脱力系の感じですが、油絵科を出て、コピーライターとして採用されてOLを6年やった後、イラストレーターになりたくて単身上京。何の当てもなく半年ぼーっとしていた。それから売り込みを始めて、イラストだけでなく漫画も書きはじめたらしい。脱力系だけれど芯のあるしっかりした人だと思います。面白いです。お父さんもお母さんもいい人だ。
読了日:2月12日 著者:益田ミリ
小雨日記の感想
ペットショップで目が合って一目ぼれで飼いはじめたロシアンブルーの小雨。小雨が書いたというエッセイ。キョンキョンや小雨の写真もふんだんに入っていて嬉しい。キョンキョン独身だったのですね。でもお友達もいて、留守の時には小雨のお世話をしてくれる人もいて良かった。心は乙女というマサトもいいですね。
読了日:2月12日 著者:小泉今日子
ふつうな私のゆるゆる作家生活 (文春文庫 ま 23-2)
読了日:2月11日 著者:益田ミリ
われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫)の感想
哲学者で大学教授。でもちっとも堅苦しくなくて、かわいい!・・と言うと失礼ですね。なんだか、必要以上に謙遜しているように思えますが、笑いを取るためのウソかもしれません。1944年生まれ。でも50代に書かれたのですね。面白いけれど、実際こんな人と喋ったら疲れそうです。この教授のお世話をしている助手の方、親睦会の会費を集めるだけでもどっと疲れそうですね。中華料理店のカウンターで多分隣の人が土屋氏のギョーザを1つ食べてしまったのではないか、と言うエピソードに14ページも費やせる筆力とエネルギーに驚嘆します。
読了日:2月11日 著者:土屋賢二
簡素な暮らしの家事手帖 ~老いを心豊かに生きる知恵~の感想
素敵です。とても80代とは思えない。お料理もパン食やイタリア料理などハイカラ。91歳の旦那様がおいしい手作りパンを焼いてくれたり、料理も二人でしたり、仲がいい。あまり参考になる所はなかったけれど、いい老夫婦の姿だと思いました。
読了日:2月11日 著者:村川協子
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の感想
面白い!銀行強盗の話なのに、こんなに面白くていいのだろうか。嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。特にリーダーの成瀬の頭の良さが凄い。引きこもりの田中の小道具も重要。あまり使い道も無いようなフラッシュの光らないカメラも外から鍵を掛けたら中から開けられない車もちゃんと役に立ちました。本当に悪党の神崎を頭脳戦でやっつけたのが痛快。
読了日:2月10日 著者:伊坂幸太郎
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -の感想
面白かった。元は捨てられない溜め込み症候群だったのに、また極端なミニマリスト(笑)私はそこまでは出来ないけれど、途中のシンプルライフ辺りを目指したいです。自分の価値を物に依存しているというのは当たっているかもしれないし、過去のものはいずれ捨てなくちゃ。合唱団の楽譜も第九とミサだけ残して捨てよう!本も処分します。ああ、でも高かった全集は・・・オークション代行にお願いするか。古い家をリフォームするので本気で減らします (*^-^)b独立した子ども達の物も段ボール3つずつまでとかに絞らせる<(`^´)>
読了日:2月10日 著者:佐々木典士
死ぬ気まんまんの感想
ざっくばらんでさばさばしている。これがホントに死を前にした人の書いたエッセイだろうか。すごいです。佐野洋子さん、好きになりました。絵本は理屈っぽくて好きじゃないのもありましたが、このエッセイはいい。『神も仏もありませぬ』も読んでみよう。
読了日:2月9日 著者:佐野洋子
まめまきバスの感想
斬新な展開で節分の新しい人気本になること間違いない!ただ、文章が少々引っかかります。1ページ目ところが・・・。でも・・・。と続くのが落ち着かない。「でも、バスていにはだれもいません」が不要。他にもいくつか気になる箇所がありましたが、面白かったから子ども達に喜ばれると思います。
読了日:2月8日 著者:藤本ともひこ
あじのひらき (福音館の幼児絵本シリーズ)の感想
あじのひらきか。今時のお子様はアジの開きなんか好きかな。好きだといいな。ハンバーグやオムライスばっかりじゃなくて、煮物や焼き魚が好きな子って、なんだか好感が持てます。この絵本を読んで、アジの開きが食べたくなったら大成功!
読了日:2月8日 著者:井上洋介
いーは と あーは (幼児絵本シリーズ)の感想
「いーは」は前歯で「あーは」は奥歯?歯を大事にして歯磨きしっかり。乳歯から永久歯に生え変わる頃に読んであげるといいですね。歯は大事!
読了日:2月8日 著者:やぎゅうげんいちろう
猫楽園の感想
台湾の猫婦人。台湾にも岩合光昭さんみたいな人がいたんですね。素晴らしいです。見知らぬ外ネコたちなのに、本当にいい顔をしていい瞬間が撮影されています。表紙のそうめんにじゃれるネコだけでもやられちゃう。路地裏で壁を背もたれて座り込み、潰れたビール空き缶に片手を置いているネコ。茫然とした表情。突然リストラに合ったオヤジみたいなんだけど。飛ぶねこ、踊る猫、牽制し合う猫、面白いです。最後の著者の飼い猫『花ちゃんの旅』も素敵。
読了日:2月8日 著者:猫夫人
ワンダー Wonderの感想
くま吉さん、お勧め本。いい本です。オーガストは顔に障害を持つ10歳の少年。生まれて初めて通うことになった学校、5年生の1年間の話。多くの試練を経て修了式にはみんなに愛され表彰されるようになる。『偉大さは強さの中にはない。正しく強さを使うことの中にある。もっとも偉大な人とは自分自身の魅力で多くの心を動かす力を持っている』という内容の賞。オーガストの姉や友達の視点から書かれた章もあり、みんなそれぞれいろんな悩みを抱えながら生きていることが分かる。愛情豊かな家族、友人たちの成長も心を打つ。
読了日:2月7日 著者:R・J・パラシオ
糖質制限の「主食もどき」レシピの感想
油揚げのピザとかパニーニとか、おいしいかも。高野豆腐で磯部餅は簡単そうだから作ってみるか。
読了日:2月6日 著者:江部康二,検見崎聡美
満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)の感想
よし、これを全部作ってみよう!
読了日:2月6日 著者:江部康二,大柳珠美
夏の庭―The Friends (新潮文庫)の感想
人の死亡率は100%だけど、まだ体験した人はいない。大人ならば身近な人の死を何回か経験しているだろうけれど、死体を見たことがない子どもは多い。もうすぐ死ぬと言われている一人暮らしの老人を観察する3人。でもいつしか心の通う交流になっていた。親とも教師とも違う大人の老人。子ども達にこびることなく上手にこきつかって、生活の知恵を教えたり戦争の体験談を話したり。老人にとってこの3人にめぐり合えたのは幸せだったし、子ども達にとっても幸せだった。お膳の上の4ふさのブドウが切ない。
読了日:2月5日 著者:湯本香樹実
ペテロの葬列の感想
夕刊に連載していたのでバスジャックの辺りは毎日楽しみに読んでいたが、その後の冗長な展開に飽きてしまいました。連載3年間。単行本は1日で一気読み。やはり一気に読まないと長すぎて中だるみしてしまいます (^^; バスジャックはあっという間に解決するがその後の展開が深い。犯人の意図、慰謝料の出所、調べるうちにどんどん深みにはまっていく。そして驚愕のラスト!宮部さんの意図は?杉村さんを探偵にしてシリーズものを書くつもりなのか?
読了日:2月4日 著者:宮部みゆき
Aではない君との感想
止められなくて一気読み。加害少年の親の立場という実に重い話。少年犯罪と言ってもいろいろあって、何の罪もない被害者をいたぶり殺してしまうケースやら、もはやサイコパスとしか思えないようなどうしようもないものもあるが、翼のばあいは十分に同情の余地もあり、共感もできる。しかしそれでも自分をいじめていたにくい相手であっても命を奪う権利はない。優斗にしたって最初から悪いヤツじゃなくて家庭環境による犠牲者かも知れない。救いは吉永が罪を犯した息子を見捨てず守っていく覚悟ができていること。
読了日:2月3日 著者:薬丸岳
リバースの感想
広沢くん、いい奴だ。でももっとフランクに自分を出していたら死ななくても良かったんじゃないか。最後の一行、深瀬は奈落の底に突き落とされる。今回、久々の黒湊さんかな。誰も悪い人はいないのにね。
読了日:2月3日 著者:湊かなえ
首は絶対にもんではいけない! 首は脳の一部、強くもむと不調を引き起こす (講談社の実用BOOK)の感想
首は揉んだり叩いたりしてはいけない。むち打ちで固定したり牽引したりもダメ。冷やすのは絶対ダメ。首の後ろの筋肉をゆるめるといい。リラクゼーション。首を回す。ホットタオルで首を温める。お風呂は首までつかる。風呂上りは首を冷やさないように、ドライヤーでしっかり髪を乾かす。
読了日:2月2日 著者:松井孝嘉
スカラムーシュ・ムーンの感想
すごい話でした。疲れました。『ナニワモンスター』の続編という事になるのかな。大好きな『スリジエセンター・・』の天城先生がらみの話も出てきてちょっと嬉しい。田口・白鳥コンビは出てこないけれど、過去の作品の登場人物が見え隠れしてそれはそれで嬉しいのだけれど、彦根さんが中心という事で一筋縄ではいきませんね。若者たちの活躍は楽しく読めましたが、政治と医療の話、特に政治がらみの話やaiがらみの話がいろいろ錯綜して振り回されました。柴田氏彦根氏のエピソードは良かったし、彦根さん意外といい人だった。
読了日:2月2日 著者:海堂尊
てつぞうはねの感想
『オオカミがとぶひ』のミロコマチコさんの絵本。すごく存在感のある白い猫てつぞう。8kgもあって、あばれねこで人間もネコも大っ嫌いだけど、わたしのことだけはだいすきで甘えてくる。ハムとパイナップルが大好きで歯磨きの匂いが大好きでさくらの散るのを追いかける。バスマットに寝転んだてつぞうであしをふく。マットにウンチをしたらかくすし、缶詰を開けようとするし、掃除機にパンチするし絵の才能もある。てつぞうは亡くなり、新しく来た二匹の猫にてつぞうのおもかげがかさなる。
読了日:2月1日 著者:ミロコマチコ
きみはうみ (Switch library)の感想
西加奈子さんの絵本。力強くクレパスでぐいぐい描かれた絵。黒いクレパスでふちどりされた力強い絵。そう言えば、『漁港の肉子ちゃん』の表紙の絵も西さんが自分で描かれたんでしたね。「あ」「あっ」だけのページが6つ。気付きってことか。色とりどりの魚が美しいのも真っ暗な深海に生きる命があるのも海なんだ。きれいな海なんだ。
読了日:2月1日 著者:西加奈子
おやじダイエット部の奇跡 「糖質制限」で平均22kg減を叩き出した中年男たちの物語の感想
3食キッチリ糖質制限すれば明らかにその効果が表れる。糖尿病だったオヤジたちが数値も良くなり合併症の危機からも立ち直った。私もやってみたい。ただ、このダイエットは男性に多い内臓脂肪型の肥満に効きやすく、女性に多い皮下脂肪型の肥満には効きにくいらしいが。私は毎日体重・体脂肪率・BMIなどを記録しているが、夜のラーメンなどはてきめんに体重増加の元だし、晩御飯に主食を抜くと体重が減ることは分かっている。3食全部は無理でも、主食を減らすことは覚えておこう。
読了日:2月1日 著者:桐山秀樹
読書メーター
読んだ本の数:61冊
読んだページ数:13875ページ
ナイス数:5701ナイス
福も来た パンとスープとネコ日和の感想
前作でたろが亡くなってどうなることやらと思いましたが、たろそっくりなネコを二匹も貰うことになって良かった良かった。しかも警戒心も無く元からいたように馴染んでいるようなのが不思議。アキコさんのお店の様子も一時の混雑は去ったもののちゃんとしまちゃんのお給料も払ってやっていけているので良かったと思う。
読了日:2月29日 著者:群ようこ
千住家の教育白書 (新潮文庫)の感想
お金持ちのエリート一家というイメージを持っていましたが、そうではないですね。お母さんは名門の生まれだと思いますが、ガキ大将のような人。私はすっかりファンになりました。お父さんは死病を乗り越え32歳で学者になった人。ともに理工系の人間で頭はいいけれど、芸術家ではありません。それでも子供たちのやる気や才能を育てるのが上手く、普通だったら即禁止してしまいそうな家中の落書きも容認し、慶応大学にストレートで行けるのに、難関の芸大受験を認めた。いい家族で兄妹3人がとても仲がいい。献身的な親の介護も感動的。
読了日:2月28日 著者:千住文子
この世の花 (角川文庫)の感想
銀色夏生さん撮影の植物の写真がたくさん。はなの写真集のようです。でも、花はおしゃれな花じゃなくて自然な感じの花です。合間に詩が少し。少ないけれど、素敵な詩です。銀色夏生さん、女性だったのですね。名前から男性だと思っていました。
読了日:2月27日 著者:銀色夏生
うちのネコともっともっと幸せに暮らしたい!の感想
ネコ飼いたいな~と思っています。でも、責任のあることだし、かなり長期にわたることだし、私に可能か。すごくかわいいけど・・・。
読了日:2月27日 著者:ネコの幸せ向上委員会
殉愛の感想
良く分かりませんが、これノンフィクションなんですか。やしきさんはさくらさんに会えて、最後まで献身的に面倒を見てもらって幸せだったと思いますが、血縁には恵まれていなかったようですね。マネージャーのKとUが酷すぎるけれど、これが真実なのでしょうか。そしてさくらさんの本心は。やしきさんの看病のためにさくらさんが突発性難聴の治療が受けられず、左耳の聴力を永遠に失った件はまことにお気の毒。一週間入院できれば良かったのに。他にもなかなかまねのできないような献身的な看病の様子が書かれていました。ご冥福を祈ります。
読了日:2月27日 著者:百田尚樹
永い言い訳の感想
いい話だった。スキーバス事故で妻が死んだ夜、作家の津村啓は愛人を自宅に連れ込んで浮気をしていた。同じ事故で妻を失った大宮洋一とは正反対の性格だが、妻同士が同級生で大宮家では津村は「幸夫君」と呼ばれよく知られていた。そういう流れで津村は大宮家の留守宅の子どもの面倒を見ることになる。子どもはリスクと考え、自分の子どもを作らなかった津村だが、灯や真平と交流する中で、自信を得、愛する気持ちを掴み取って行く。いわば津村の成長物語のようなもの。それにしても夏子が気の毒に思える。
読了日:2月26日 著者:西川美和
おひなさまの いえ (ワンダーおはなし絵本)の感想
店に売れ残ったお雛様たちが住む家をさがしに旅に出るという奇想天外なお話。流しびななんかも出てきて面白い。季節ものの読み聞かせにいいですね。
読了日:2月25日 著者:ねぎしれいこ
悪戯王子と猫の物語 (講談社文庫)の感想
森博嗣さんの絵本という事で、読んでみました。悪戯王子と猫はプロローグとエピローグにしか出てこないんだね。絵本というか、詩のような短い物語が20編。難解な絵本だ。好きなお話は「泡の連絡」「奇遇」「ジェットコースタ」「スパイ」「「6番目の女」「ボート・ラボ」ジェットコースタ・・・やっぱり最後の長音は抜きか。
読了日:2月25日 著者:森博嗣
ゆる猫びよりの感想
再読でした。ホント、どの子もかわいいです。ネコ飼いたいな~♪
読了日:2月25日 著者:mixiコミュニティ「にゃんこ組」
悲嘆の門(下)の感想
上巻に続けて読みました。さすが宮部さん、ファンタジーの入った社会派ミステリーというか凄い物語でした。読み終わって物語の世界から戻って来るのにちょっとくらくらしました。うまい具合に最後の一線を超えたことはなかったことになって良かったのだけれど、悪人に制裁を加えるとか、こいつらを野放しにしてはいけないとか、気持ちは分かるけれど、やはり個人がしてはいけないことなんだ。『DEATH NOTE』を思い出した。いろんなことがあるが、孝太郎も輪に生きるすべての人も私も含めて生きて行くんだ。
読了日:2月25日 著者:宮部みゆき
悲嘆の門(上)の感想
ガラが出てくるあたりで、やっとファンタジーだったことに気付く。ユーリと言う名前を聞いてそうか6年前に読んだ『英雄の書』の続編だったのかと知る。普通のミステリーだと思っていました。連続殺人事件がこんなことに・・・。ガラと取引きしてしまった孝太郎、どうなる、下巻へGo!
読了日:2月24日 著者:宮部みゆき
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)の感想
面白い。陽気なギャング2作目、それぞれのキャラがはっきりしていて軽妙な会話で話が進んで行く。作者が書いているのではなくて、登場人物が勝手に話を進めていく感じ。難しい所は引きこもりの田中氏がドラえもんのように便利な道具を作り出してくれるし。話に出てきたネタは一つも無駄なく回収されます。ギャングなのにいい人達だと思ってしまう。特に成瀬さん、どうして離婚されちゃったのかしら。一作目に書いてあったっけ?
読了日:2月23日 著者:伊坂幸太郎
あなたは絶対!運がいいの感想
ずっと前、まだ読メに登録する前に読んだ覚えがあります。帆帆子さん、大学を卒業してロンドンに留学し、帰国して家庭教師をしている時に24歳でこの本を書かれたらしいです。引き寄せの法則だと思います。心配事は棚に上げ、ひたすら自分のレベルを上げるような善い行いをしていればプラスパワーが満ちてきて、何事もタイミングよく進むことが出来る。人の悪口や不満、ねたみ、愚痴、心配は絶対に口にしないこと。褒めて貰ったら、否定や謙遜をしないで喜んで受け入れ、感謝すること。うん、その通りだね。
読了日:2月22日 著者:浅見帆帆子
高血圧のほとんどは薬はいらない! 50歳・男性で155は正常値 (角川SSC新書)の感想
以前読んだ『高血圧はほっとくのが一番』とよく似た内容だった。年齢が上がれば血管が細くなったり通りにくくなったりして、脳細胞のすみずみまで採磯谷栄養を送り届けるためには、年齢とともに血圧が上がるのは当然のこと。それを数値だけ下げても脳の血管が詰まったり、痴呆が進んだりろくなことがない。ちなみにコレステロールも高い方が元気で長生きしているらしい。まじめで善良な医者は、指定された基準値を守って降圧剤を処方するがそのためにかえって死亡率が上がるとは夢にも思わないだろう。
読了日:2月22日 著者:大櫛陽一
パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)の感想
母がやっていた大衆食堂を改装して、äというパンとスープとサラダだけのレストランを始めたアキコ。修道院のような雰囲気で、安全な食材だけを使って手間暇かけてというこだわりの店。店を手伝ってくれることになったシマちゃんの人柄もいい。この物語には続編もあるのに、だいじなたろちゃんが突然死んでしまったのはショック。次巻以降は別の猫が登場するのだろうか。たとちゃんみたいな甘えん坊の抱っこ好きなネコばかりとは限らないから寂しいな。そして、異母兄との関係はどうなっていくのか。
読了日:2月22日 著者:群ようこ
よろこびの歌の感想
すごくいいお話でした。気に入りました。泣きそうになりました。クラスメートそれぞれの視点で描かれた7つの章。最初と最後は主人公の御木元玲が語る。玲の成長物語でもあり、クラスメート一人一人の成長物語でもある。
読了日:2月21日 著者:宮下奈都
チャーちゃん (福音館の単行本)の感想
「ぼく、チャーちゃん。はっきり言って、いま死んでます」という、死んでいるネコが語る死後の世界。楽しく踊っています。飼っていた生きものを亡くして、立ち直るのが難しい子がいたら少しは助けになるのかもしれない。
読了日:2月21日 著者:保坂和志
京極夏彦の妖怪えほん (5) ことりぞ (京極夏彦の妖怪えほん5)の感想
京極夏彦氏の怖い絵本。仏壇のある部屋、古いお堂、家と家との細いすきま・・・。なんか怖い。なにかいるよね。「なにもいません」ホントに?こういった怖い絵本を子どもに与えるメリットはなんなんだろう。怖いもの見たさで子どもは怖い話が好きだけれど。怖れという感情をもつのはいいことなんだろう。
読了日:2月21日 著者:京極夏彦
ながぐつボッチャーンの感想
軽部さんの怖い絵本。なんてことのないストーリーなんですが、絵の迫力と字の配列が怖い怖い。あの雰囲気で読み聞かせしたら、眠れなくなる子。続出ですね、きっと。
読了日:2月21日 著者:軽部武宏
『求めない』 加島祥造の感想
昨年(2015)暮れ92歳で亡くなった加島祥造氏の詩集。「求めない。すると・・・」新しい世界が見えてくる。著者も書いているように人は全く求めないでは生きられない。でも必要以上に求めない。足るを知るということですね。老子の思想が元になっています。とても気に入ったので、他の著作も読んでみます。
読了日:2月20日 著者:加島祥造
死ぬまでに見たい!絶景のシロクマの感想
本当に絶景です。流氷のシロクマもいいし、お花畑の夢のようなしろくまも素敵。しろくまの親子の写真もかわいい。こんな極限の地へ実物を見に行くことは難しそうだが、この本を見ているだけでも清々しい気持ちになれます。
読了日:2月20日 著者:澤井聖一
LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。の感想
日本は結構豊かな国なのに、幸福度は低い。幸福度が高いのは北欧諸国。税金がとても高いが、教育費や医療費が無料で万が一の時にも路頭に迷わないという安心感がある。高級品を手に入れることで得られる幸福は長くは続かない。年収が高くても、高いなりに生活費が高くなりいつまでたっても満たされない。筆者はノマドワークやデュアルライフを提唱している。今まで通りの価値観ではやっていけない。幸せのハードルは低くし、やたらと物を欲しがらない。モノではなく経験。スポーツで体を鍛えるのが良い。
読了日:2月19日 著者:本田直之
ロマンシエの感想
アーティストを夢見る乙女な美男子美智之輔が主人公。もうマンガのように面白い。マハさん、いろんな文体を持っていらっしゃるのですね。こんなコミカルなのも大好きです。「ちょちょ、ちょまちょま、ちょっと待って」が度々出てきました(笑)思い切りラブコメでしたね。でもさすがマハさんだから本当に東京ステーションギャラリーでリトグラフの展覧会が開かれていたのですね。2月7日まで・・・終わったところだ。「パリ・リトグラフ工房idemから ―現代アーティスト20人の叫びと囁き」見たかったな。暴れ鮫って『新宿鮫』のパクリ?
読了日:2月18日 著者:原田マハ
ゆるい生活の感想
いや~全然ゆるくないじゃないですか。もともと料理に砂糖は使っていなかったのに、甘いものは全面禁止。漢方療法とリンパマッサージで不調を克服。甘いものをやめたせいか漢方薬のお蔭かリンパマッサージのお蔭か53kgあった体重が43kgまで減って、その後もう少し上で維持しておられるそうですが、すごいですね。どう考えても題名は『漢方生活』ってあたりですね。ああ、それだと買う人が減るかも。
読了日:2月18日 著者:群ようこ
すべてがFになる (講談社文庫)の感想
有名なのに、初めて読みました。1996年。20年前の作品。携帯やスマホも出てこないし、パソコンの容量も1ギガだったりするが、ハイテク研究所のイメージは損なわれない。面白かったです。振り返れば伏線がたくさん張ってあったのに気付かなかった。このシリーズ全部読みたいですね。ただ、モータ、エレベータ、プリンタなど最後の―を省略したり、ロビィ、ミステリィ、ファミリィなど―を使わない表記が気になる。絶対最後のーを使わないのかと思ったらコーヒーとレーシングカーとヘリコプターだけは使ってましたね。基準が気になる。
読了日:2月17日 著者:森博嗣
妻がオッサンになりましたの感想
なんて優しい旦那様。今時の若い男はみんなこんなに優しいのだろうか。そんなわけないよね。この人が特に優しいのだろう。オッサン化した妻。でも幸せならいいじゃないですか。
読了日:2月16日 著者:yasu33yasu3939
あなたは絶対!運がいい〈2〉夢の実現力―確信すれば思いはかなうの感想
心配してはダメ。バンカーに入れたくないと思うから入ってしまう。心配事に対してそれが上手く行くイメージは持たなくてもいい。それよりも全体的な望みを考える。「快適に過ごす」とか。過去の失敗はリセットする。『これをすると無条件に楽しい』と思えることを幾つか用意しておく。自分の意識がいつも楽しくて幸せを感じていれば精神レベルはどんどん上がっていく。大ピンチは大きく変われるチャンスでもある。直感で選ぶ。『あなたは絶対!運がいい』の1巻も以前読んだはずなのに登録していなかったので、再読してみよう。
読了日:2月15日 著者:浅見帆帆子
妻の病気の9割は夫がつくる (医師が教える「夫源病」の治し方)の感想
もしかして、私の高血圧も旦那のせい?旦那が手伝ってくれる家事は買い物。買い物大好きですから。不要なものを次々買ってくるのは困ったものです。いろいろありますが、対処法としては「プチげんか」「夫を残して小旅行」「カラオケで叫ぶ」「映画で泣く」etc.定年後上手くやっていく方法は2つ「亭主元気で留守がいい」仕事や趣味でなるべく出歩く。か「老いては妻に従う」妻の感覚に同調しておばちゃん二人として行動する。いずれにせよ「夫婦は仲良くあらねばならない」という呪縛から解放されることが一番。
読了日:2月15日 著者:石蔵文信
彼女は存在しない (幻冬舎文庫)の感想
初読みの作家さん。途中からうすうす感じてはいたのだが、なるほどそうきたか。結局、5人も殺してしまったのですね。一番可哀そうなのは恵さん。で、悪いのは・・・。一気読みだったけれど、重い話だから、もうこの手の話は読まないでおこう。
読了日:2月14日 著者:浦賀和宏
夜な夜な短歌集 2016年冬号 7巻の感想
スイーツ!スイーツなら洋菓子でも和菓子でも果物でも何でも好きです。スイーツでホッとする幸せなひととき。幸せな歌集です。さあさあ、一番すきなのはどれ。二秒で決めよ(^-^)
読了日:2月14日 著者:夜な夜な短歌コミュ
あの歌がきこえる (新潮文庫 し 43-14)の感想
泣けます。中1から高3卒業までの日々を12編のエピソードで綴る。各編にテーマの歌があって、雰囲気を盛り上げる。3人の友情、家族の問題、学校生活、恋愛、進路など青春の日々に胸が熱くなる。地方に住む者にとって都会に出るか、地元に残るかは大きな分岐点になると思う。シュウの家族がとてもいい人達でシュウの母親に対する態度が冷たくないかと気になったが、そうやって上京して思い通り作家になれたのだから家族も喜んでいるだろう。コウジの生き方がカッコいい。彼には苦労した分、絶対に幸せになってもらいたい。ヤスオもいい奴だった。
読了日:2月14日 著者:重松清
【日本語版】HAPPINESS IS... 幸せを感じる500のことの感想
著者が幸せを感じる500のこと。経験したものが201ありました。私も幸せを感じたこと500個書けるかな。
読了日:2月13日 著者:リサ・スウェーリング,ラルフ・レザー
いつでも引き寄せの法則 願いをかなえる365の方法の感想
いい言葉がたくさんありました。「引き寄せの法則とはそれ自身に似たものを引き寄せると言う法則」「ありとあらゆるものがふんだんにある。しかし抵抗しながら受け取ることはできない」「あなたが他人に与えることが出来る最大の贈り物は、あなた自身の幸せである」「人生における成功を決める基準は物やお金の量ではない。あなたが感じる喜びの量である」「ホッとする感覚を意識的に見出す」「「いい気分でいること以上に重要なことはない。自分を気分良くさせてくれるイメージを生み出すことほど素敵なことはない」続きはコメント欄に
読了日:2月13日 著者:エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス
きのうの影踏み (幽BOOKS)の感想
結構怖かったです。辻村深月さん、やるな♪私が怖かったのは『やみあかご』と『ナマハゲと私』また、こんな怪談集が出たら読みたいです。
読了日:2月12日 著者:辻村深月
心地よい住まいの間取りがわかる (エクスナレッジムック)の感想
リフォームの参考に。リビングに収納もできるタタミコーナーがほしい。
読了日:2月12日 著者:
幸せに暮らせる間取りの基本の感想
リフォームの参考に。
読了日:2月12日 著者:
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)の感想
『ソロモン・・・』は以前単行本で読んだのですが、文庫版に『ペテロの葬列』で離婚した後の杉村三郎氏が私立探偵になっているという『負の方程式』が付録で付いていると聞いて読みました。『ソロモン・・・』で検事役を務めた藤野涼子がなんと本物の弁護士になっていて、協力して調査する。火野岳志、本当に最低の男ですね。でもこういう人実際にいます。パワハラとかモラハラとかDVとか。他人を支配しようとする。大嫌いです。杉村さんは相変わらずな感じで頑張っていた。会長の婿殿で広報紙の編集をしているより、探偵業の方が似合っている。
読了日:2月12日 著者:宮部みゆき
ふつうな私のゆるゆる作家生活の感想
『ぼくの姉ちゃん』が面白かったので読んでみた。ミリさん、絵も文も脱力系の感じですが、油絵科を出て、コピーライターとして採用されてOLを6年やった後、イラストレーターになりたくて単身上京。何の当てもなく半年ぼーっとしていた。それから売り込みを始めて、イラストだけでなく漫画も書きはじめたらしい。脱力系だけれど芯のあるしっかりした人だと思います。面白いです。お父さんもお母さんもいい人だ。
読了日:2月12日 著者:益田ミリ
小雨日記の感想
ペットショップで目が合って一目ぼれで飼いはじめたロシアンブルーの小雨。小雨が書いたというエッセイ。キョンキョンや小雨の写真もふんだんに入っていて嬉しい。キョンキョン独身だったのですね。でもお友達もいて、留守の時には小雨のお世話をしてくれる人もいて良かった。心は乙女というマサトもいいですね。
読了日:2月12日 著者:小泉今日子
ふつうな私のゆるゆる作家生活 (文春文庫 ま 23-2)
読了日:2月11日 著者:益田ミリ
われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う (文春文庫)の感想
哲学者で大学教授。でもちっとも堅苦しくなくて、かわいい!・・と言うと失礼ですね。なんだか、必要以上に謙遜しているように思えますが、笑いを取るためのウソかもしれません。1944年生まれ。でも50代に書かれたのですね。面白いけれど、実際こんな人と喋ったら疲れそうです。この教授のお世話をしている助手の方、親睦会の会費を集めるだけでもどっと疲れそうですね。中華料理店のカウンターで多分隣の人が土屋氏のギョーザを1つ食べてしまったのではないか、と言うエピソードに14ページも費やせる筆力とエネルギーに驚嘆します。
読了日:2月11日 著者:土屋賢二
簡素な暮らしの家事手帖 ~老いを心豊かに生きる知恵~の感想
素敵です。とても80代とは思えない。お料理もパン食やイタリア料理などハイカラ。91歳の旦那様がおいしい手作りパンを焼いてくれたり、料理も二人でしたり、仲がいい。あまり参考になる所はなかったけれど、いい老夫婦の姿だと思いました。
読了日:2月11日 著者:村川協子
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の感想
面白い!銀行強盗の話なのに、こんなに面白くていいのだろうか。嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。特にリーダーの成瀬の頭の良さが凄い。引きこもりの田中の小道具も重要。あまり使い道も無いようなフラッシュの光らないカメラも外から鍵を掛けたら中から開けられない車もちゃんと役に立ちました。本当に悪党の神崎を頭脳戦でやっつけたのが痛快。
読了日:2月10日 著者:伊坂幸太郎
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -の感想
面白かった。元は捨てられない溜め込み症候群だったのに、また極端なミニマリスト(笑)私はそこまでは出来ないけれど、途中のシンプルライフ辺りを目指したいです。自分の価値を物に依存しているというのは当たっているかもしれないし、過去のものはいずれ捨てなくちゃ。合唱団の楽譜も第九とミサだけ残して捨てよう!本も処分します。ああ、でも高かった全集は・・・オークション代行にお願いするか。古い家をリフォームするので本気で減らします (*^-^)b独立した子ども達の物も段ボール3つずつまでとかに絞らせる<(`^´)>
読了日:2月10日 著者:佐々木典士
死ぬ気まんまんの感想
ざっくばらんでさばさばしている。これがホントに死を前にした人の書いたエッセイだろうか。すごいです。佐野洋子さん、好きになりました。絵本は理屈っぽくて好きじゃないのもありましたが、このエッセイはいい。『神も仏もありませぬ』も読んでみよう。
読了日:2月9日 著者:佐野洋子
まめまきバスの感想
斬新な展開で節分の新しい人気本になること間違いない!ただ、文章が少々引っかかります。1ページ目ところが・・・。でも・・・。と続くのが落ち着かない。「でも、バスていにはだれもいません」が不要。他にもいくつか気になる箇所がありましたが、面白かったから子ども達に喜ばれると思います。
読了日:2月8日 著者:藤本ともひこ
あじのひらき (福音館の幼児絵本シリーズ)の感想
あじのひらきか。今時のお子様はアジの開きなんか好きかな。好きだといいな。ハンバーグやオムライスばっかりじゃなくて、煮物や焼き魚が好きな子って、なんだか好感が持てます。この絵本を読んで、アジの開きが食べたくなったら大成功!
読了日:2月8日 著者:井上洋介
いーは と あーは (幼児絵本シリーズ)の感想
「いーは」は前歯で「あーは」は奥歯?歯を大事にして歯磨きしっかり。乳歯から永久歯に生え変わる頃に読んであげるといいですね。歯は大事!
読了日:2月8日 著者:やぎゅうげんいちろう
猫楽園の感想
台湾の猫婦人。台湾にも岩合光昭さんみたいな人がいたんですね。素晴らしいです。見知らぬ外ネコたちなのに、本当にいい顔をしていい瞬間が撮影されています。表紙のそうめんにじゃれるネコだけでもやられちゃう。路地裏で壁を背もたれて座り込み、潰れたビール空き缶に片手を置いているネコ。茫然とした表情。突然リストラに合ったオヤジみたいなんだけど。飛ぶねこ、踊る猫、牽制し合う猫、面白いです。最後の著者の飼い猫『花ちゃんの旅』も素敵。
読了日:2月8日 著者:猫夫人
ワンダー Wonderの感想
くま吉さん、お勧め本。いい本です。オーガストは顔に障害を持つ10歳の少年。生まれて初めて通うことになった学校、5年生の1年間の話。多くの試練を経て修了式にはみんなに愛され表彰されるようになる。『偉大さは強さの中にはない。正しく強さを使うことの中にある。もっとも偉大な人とは自分自身の魅力で多くの心を動かす力を持っている』という内容の賞。オーガストの姉や友達の視点から書かれた章もあり、みんなそれぞれいろんな悩みを抱えながら生きていることが分かる。愛情豊かな家族、友人たちの成長も心を打つ。
読了日:2月7日 著者:R・J・パラシオ
糖質制限の「主食もどき」レシピの感想
油揚げのピザとかパニーニとか、おいしいかも。高野豆腐で磯部餅は簡単そうだから作ってみるか。
読了日:2月6日 著者:江部康二,検見崎聡美
満腹ダイエット (プレジデントムック dancyu)の感想
よし、これを全部作ってみよう!
読了日:2月6日 著者:江部康二,大柳珠美
夏の庭―The Friends (新潮文庫)の感想
人の死亡率は100%だけど、まだ体験した人はいない。大人ならば身近な人の死を何回か経験しているだろうけれど、死体を見たことがない子どもは多い。もうすぐ死ぬと言われている一人暮らしの老人を観察する3人。でもいつしか心の通う交流になっていた。親とも教師とも違う大人の老人。子ども達にこびることなく上手にこきつかって、生活の知恵を教えたり戦争の体験談を話したり。老人にとってこの3人にめぐり合えたのは幸せだったし、子ども達にとっても幸せだった。お膳の上の4ふさのブドウが切ない。
読了日:2月5日 著者:湯本香樹実
ペテロの葬列の感想
夕刊に連載していたのでバスジャックの辺りは毎日楽しみに読んでいたが、その後の冗長な展開に飽きてしまいました。連載3年間。単行本は1日で一気読み。やはり一気に読まないと長すぎて中だるみしてしまいます (^^; バスジャックはあっという間に解決するがその後の展開が深い。犯人の意図、慰謝料の出所、調べるうちにどんどん深みにはまっていく。そして驚愕のラスト!宮部さんの意図は?杉村さんを探偵にしてシリーズものを書くつもりなのか?
読了日:2月4日 著者:宮部みゆき
Aではない君との感想
止められなくて一気読み。加害少年の親の立場という実に重い話。少年犯罪と言ってもいろいろあって、何の罪もない被害者をいたぶり殺してしまうケースやら、もはやサイコパスとしか思えないようなどうしようもないものもあるが、翼のばあいは十分に同情の余地もあり、共感もできる。しかしそれでも自分をいじめていたにくい相手であっても命を奪う権利はない。優斗にしたって最初から悪いヤツじゃなくて家庭環境による犠牲者かも知れない。救いは吉永が罪を犯した息子を見捨てず守っていく覚悟ができていること。
読了日:2月3日 著者:薬丸岳
リバースの感想
広沢くん、いい奴だ。でももっとフランクに自分を出していたら死ななくても良かったんじゃないか。最後の一行、深瀬は奈落の底に突き落とされる。今回、久々の黒湊さんかな。誰も悪い人はいないのにね。
読了日:2月3日 著者:湊かなえ
首は絶対にもんではいけない! 首は脳の一部、強くもむと不調を引き起こす (講談社の実用BOOK)の感想
首は揉んだり叩いたりしてはいけない。むち打ちで固定したり牽引したりもダメ。冷やすのは絶対ダメ。首の後ろの筋肉をゆるめるといい。リラクゼーション。首を回す。ホットタオルで首を温める。お風呂は首までつかる。風呂上りは首を冷やさないように、ドライヤーでしっかり髪を乾かす。
読了日:2月2日 著者:松井孝嘉
スカラムーシュ・ムーンの感想
すごい話でした。疲れました。『ナニワモンスター』の続編という事になるのかな。大好きな『スリジエセンター・・』の天城先生がらみの話も出てきてちょっと嬉しい。田口・白鳥コンビは出てこないけれど、過去の作品の登場人物が見え隠れしてそれはそれで嬉しいのだけれど、彦根さんが中心という事で一筋縄ではいきませんね。若者たちの活躍は楽しく読めましたが、政治と医療の話、特に政治がらみの話やaiがらみの話がいろいろ錯綜して振り回されました。柴田氏彦根氏のエピソードは良かったし、彦根さん意外といい人だった。
読了日:2月2日 著者:海堂尊
てつぞうはねの感想
『オオカミがとぶひ』のミロコマチコさんの絵本。すごく存在感のある白い猫てつぞう。8kgもあって、あばれねこで人間もネコも大っ嫌いだけど、わたしのことだけはだいすきで甘えてくる。ハムとパイナップルが大好きで歯磨きの匂いが大好きでさくらの散るのを追いかける。バスマットに寝転んだてつぞうであしをふく。マットにウンチをしたらかくすし、缶詰を開けようとするし、掃除機にパンチするし絵の才能もある。てつぞうは亡くなり、新しく来た二匹の猫にてつぞうのおもかげがかさなる。
読了日:2月1日 著者:ミロコマチコ
きみはうみ (Switch library)の感想
西加奈子さんの絵本。力強くクレパスでぐいぐい描かれた絵。黒いクレパスでふちどりされた力強い絵。そう言えば、『漁港の肉子ちゃん』の表紙の絵も西さんが自分で描かれたんでしたね。「あ」「あっ」だけのページが6つ。気付きってことか。色とりどりの魚が美しいのも真っ暗な深海に生きる命があるのも海なんだ。きれいな海なんだ。
読了日:2月1日 著者:西加奈子
おやじダイエット部の奇跡 「糖質制限」で平均22kg減を叩き出した中年男たちの物語の感想
3食キッチリ糖質制限すれば明らかにその効果が表れる。糖尿病だったオヤジたちが数値も良くなり合併症の危機からも立ち直った。私もやってみたい。ただ、このダイエットは男性に多い内臓脂肪型の肥満に効きやすく、女性に多い皮下脂肪型の肥満には効きにくいらしいが。私は毎日体重・体脂肪率・BMIなどを記録しているが、夜のラーメンなどはてきめんに体重増加の元だし、晩御飯に主食を抜くと体重が減ることは分かっている。3食全部は無理でも、主食を減らすことは覚えておこう。
読了日:2月1日 著者:桐山秀樹
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